29 1月 10

生活用具のうち、機能的で健康な美しさをもつ工芸品とその制作活動。

大正末期に柳宗悦によって提唱された。

それまで下手物とよばれて美術の分野から無視されていた日用雑器に光をあて、手仕事のよさと美的な価値を認めようというもの。

朝鮮、沖縄や日本各地の江戸時代から昭和初期の民芸品が特集形式の雑誌『工芸』などに紹介され、1936年には東京・駒場に日本民芸館が設立されて、民芸運動の拠点となった。

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20 12月 09

常民は柳田国男を創成者とする「日本民俗学」の主要研究対象は「常民文化」であり、その保持層が「常民」ということになっている。

しかしこうした概念規定はむしろ近年の日本民俗学再検討の論議のうちに生じた事態である。

柳田自身もさして明確な学的定義は加えぬままに没したので、いまなおその理解はかなり多義的であり、明確な学的用語として定着するまでにはなっていない。

柳田が「平民・庶民」という語とは別に「常民」という新造語を用い始めたのは、明治末から大正初年にかけて発表した山民関係の論考からで、「平民・庶民」と併用もしている。

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そこではむしろ、一般民衆とは際だって異態の生活伝統をもつ民団と区別するために「常民」の語を用いたらしい。

しかし昭和初年以後の論考に頻出する「常民」は新しい意義をもって現れ、むしろ「平民・庶民」と同義に近く、階層的な意味づけを避ける形で、「常民」を多く用いるようになっている。

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